相談事例

小山の方より相続についてのご相談

2024年03月04日

Q行政書士の先生、亡くなった父の預金通帳が見つからないのですが、どのように相続手続きを進めればよいでしょうか。(小山)

私は小山在住の主婦です。先日、小山の実家に暮らしていた父が亡くなりました。葬儀も一段落し、相続人である母と私と妹の3人で小山の実家を片付けながら遺品整理をしているのですが、一つだけ預金通帳が見つからず困っています。

父は30年ほど前に、本業を続けながら、副業として小山で起業した友人の仕事を手伝っていた時期がありました。母に聞いたところ、そこで得た報酬は、本業の給与が支払われる口座とは別の口座に振り込まれていたそうです。その口座は報酬を受け取るために新たに設けた口座で、得た報酬は子である私たち姉妹に全額渡すつもりで手は付けていないと父は話していたとのことです。この口座の情報だけが何も分からない状況です。

父の友人が小山で起業した会社は既になくなっており、その友人の方の連絡先もわからないため、報酬が振り込まれていた口座について問い合わせることができません。通帳もキャッシュカードも見当たらず、そもそもどの銀行に振り込まれていたのかもわからないのですが、相続人の私たちが口座を探し出す方法はあるでしょうか。(小山)

A:相続人だと証明するための戸籍謄本を用意すれば、銀行に情報開示を求めることができます。

まずご確認いただきたいのですが、亡くなったお父様は遺言書を遺されていないでしょうか。遺言書でなくとも、終活ノートやメモのようなものに遺産についての情報をまとめている可能性も考えられますので、探してみてください。

小山のご実家を探しても通帳やキャッシュカード、遺言書、終活ノート、メモも見つからないようでしたら、別の手がかりを探します。取引のある金融機関からお父様宛に郵便物や粗品は届いていないでしょうか。もしかしたら小山のご実家にあるタオルやカレンダーに金融機関名が書かれているかもしれません。もしそのようなものを見つけたら、その金融機関に問い合わせてみましょう。

相続人は、金融機関に対して情報開示(被相続人の口座の有無、取引履歴、残高証明など)を求めることができます。その際、相続人だと証明するための戸籍謄本一式の提出が求められますので、予め用意しておきましょう。

もし何の手がかりも見つからない場合は、小山のご実家のお近くや、ご友人の会社があったエリアなどにある金融機関に目星をつけて、一軒一軒問い合わせをしていくことになります。先述の通り、相続人は被相続人の口座の有無も確認できますので、戸籍謄本一式を持参のうえ、金融機関に問い合わせてみてください。

小山の皆様、相続手続きを進めるためには思いもよらない地道な作業が必要となることもあります。相続に不慣れな方が相続手続きをすべてご自身で進めるのは非常に大きな負担となることでしょう。
このような相続手続きは、行政書士などの専門家に対応を依頼することも可能です。栃木・小山相続遺言まちかど相談室の行政書士は相続を専門としており、これまで小山の皆様から数多くの相続に関するご依頼を頂いてまいりました。小山にお住いで相続についてお悩みのあるの方は、どうぞお気軽に栃木・小山相続遺言まちかど相談室の初回無料相談をご利用ください。
所員一同、小山の皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

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